NTCOV2COR
分散・共分散行列を標準偏差と相関行列に分解します。
書式
NTCOV2COR(
Covariance matrix,
Calc stdev vector
)
引数
- Covariance matrix 分散・共分散行列を指定します。
- Calc stdev vector 各変数の標準偏差を計算するかを論理値で指定します。Calc stdev vector に TRUE を指定すると各変数の標準偏差が計算され、FALSE を指定すると計算されません。
使用例
- 使用例を新規のワークシートにコピーすると、計算結果を確認できます。
その方法は?
-
新しいブックまたはワークシートを作成します。
-
ヘルプ トピックにある使用例を選択します(行番号および列番号を除く)。
ヘルプから使用例を選択する
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Ctrl キーを押しながら C キーを押します。
-
ワークシートのセル A1 を選択し、Ctrl キーを押しながら V キーを押します。
-
計算結果と結果を返す数式の表示を切り替えるには、Ctrl キーを押しながら ` (アクサン グラーブ) キーを押すか、または [ツール] メニューの [ワークシート分析] をポイントし、[ワークシート分析モード] をクリックします。
例1. 相関行列
A | B | C | D | |
---|---|---|---|---|
1 | データ | データ | データ | 説明 |
2 | 0.9 | 2.1 | -0.65 | 分散・共分散行列 |
3 | 2.1 | 0.59 | 1.2 | 分散・共分散行列 |
4 | -0.65 | 1.2 | 1.1 | 分散・共分散行列 |
5 | 数式 | 説明(計算結果) | ||
6 | =NTCOV2COR(A2:C4,FALSE) | 上のデータに対する相関行列 (3 x 3 行列) |
メモ: この使用例の数式は、配列数式として入力する必要があります。使用例を新規ワークシートにコピーした後、A6:C8 のセル範囲 (配列数式が入力されているセルが左上になる) を選択します。F2 キーを押し、Ctrl キーと Shift キーを押しながら Enter キーを押します。この数式が配列数式として入力されていない場合、単一の値 2 のみが計算結果として返されます。
例2. 標準偏差と相関行列
A | B | C | D | |
---|---|---|---|---|
1 | データ | データ | データ | 説明 |
2 | 0.9 | 2.1 | -0.65 | 分散・共分散行列 |
3 | 2.1 | 0.59 | 1.2 | 分散・共分散行列 |
4 | -0.65 | 1.2 | 1.1 | 分散・共分散行列 |
5 | 数式 | 説明(計算結果) | ||
6 | =NTCOV2COR(A2:C4,TRUE) | 上のデータに対する標準偏差 (A6:C6) と 相関行列 (A7:C9) |