ベルヌーイ分布(Bernoulli distribution)
来る?来ない?ベルヌーイ分布
「来る、来ない、来る、来ない...」
もう今ではやらないかもしれないけど、花びらをちぎって占った経験、小さい時にありませんでしたか?
ゲームの先攻・後攻を決めるコイントスだったり(日本ではジャンケンが主流ですが)、
はたまた持ってる株の値段が上がるか下がるか...ハラハラドキドキですね。
このように、2つの状態しか現れない事象をモデル化したのが「ベルヌーイ分布」と呼ばれるものです。
コイントスをイメージすると表が出るか裏が出るかは5分5分だと思うかもしれませんが、 コインは曲がっているかもしれないし、イカサマをしてコインの表側に重りが貼り付けてあるかもしれないですもんね。 つまり、確率は5分5分とは限らず、4:6かもしれないし、3:7かもしれないということなんです。
一般にベルヌーイ分布は、成功(あの子が来る、コインの表が出る(勿論賭けた方)、株価が上がる)を 1、失敗を 0 として、
- 確率 で1が出る(成功)
- 確率 で0が出る(失敗)
と表現し、 のことを「成功確率」と呼びます。
の場合は、成功と失敗の確率が同じとなって、この場合に限り、下限が0、上限が1の一様分布(離散)と同じになる。 つまり0か1の一様分布ですね。