ガンベル(タイプ2)分布(Gumbel type II distribution)
分布の形状
基本情報
-
2つのパラメータ が必要です.
-
半無限区間 で定義された連続分布です。
-
平均対して常に非対称です。
確率
-
Excel での累積分布関数 (c.d.f.) と 確率密度関数 (p.d.f.)の求め方
A | B | |
---|---|---|
1 | データ | 説明 |
2 | 0.5 | 対象となる値 |
3 | 8 | 分布のパラメータ A の値 |
4 | 2 | 分布のパラメータ B の値 |
5 | 数式 | 説明(計算結果) |
6 | =EXP(-A4*A2^(-A3)) | 上のデータに対する累積分布関数の値 |
7 | =A3*A4*A2^(-A3-1)*EXP(-A4*A2^(-A3)) | 上のデータに対する確率密度関数の値 |
分位点
A | B | |
---|---|---|
1 | データ | 説明 |
2 | 0.7 | この分布の確率 |
3 | 1.7 | 分布のパラメータ A の値 |
4 | 0.9 | 分布のパラメータ B の値 |
5 | 数式 | 説明(計算結果) |
6 | =POWER(-LN(A2)/A4,-1/A3) | 上のデータに対する累積分布関数の逆関数の値 |
乱数
-
乱数 x は一様乱数 U に対して次式で生成されます(逆関数法) :
-
Excel での乱数生成法
A | B | |
---|---|---|
1 | データ | 説明 |
2 | 0.5 | 分布のパラメータ A の値 |
3 | 2 | 分布のパラメータ B の値 |
4 | 数式 | 説明(計算結果) |
5 | =POWER(-A2*LN(-NTRAND(100)/A3),1/A2) | 100個のガンベル(タイプ2)乱数を Mersenne Twister アルゴリズムで生成します。 |
メモ: この使用例の数式は、配列数式として入力する必要があります。使用例を新規ワークシートにコピーした後、A5:A104 のセル範囲 (配列数式が入力されているセルが左上になる) を選択します。F2 キーを押し、Ctrl キーと Shift キーを押しながら Enter キーを押します。この数式が配列数式として入力されていない場合、単一の値 2 のみが計算結果として返されます。
参照
- Wikipedia -- Gumbel (Type II) distribution
- Statistics Online Computational Resource
- Meteorology, Seismology : Model of extreme event (Extreme value theory)
- Risk management -- Operational risk