ガンマ分布(Gamma distribution)
分布の形状
基本情報
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2つのパラメータ が必要です (どうやって求めるの?)
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半無限区間 で定義された連続分布です。
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平均対して非対称です。
確率
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ここで は ガンマ関数です。
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ここで は 不完全ガンマ関数です。
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Excel での累積分布関数 (c.d.f.) と 確率密度関数 (p.d.f.)の求め方
A | B | |
---|---|---|
1 | データ | 説明 |
2 | 5 | 対象となる値 |
3 | 4 | 分布のパラメータ Alpha の値 |
4 | 2.3 | 分布のパラメータ Beta の値 |
5 | 数式 | 説明(計算結果) |
6 | =NTGAMMADIST(A2,A3,A4,TRUE) | 上のデータに対する累積分布関数の値 |
7 | =NTGAMMADIST(A2,A3,A4,FALSE) | 上のデータに対する確率密度関数の値 |
- 関連 NtRand 関数 : NTGAMMADIST
- 第4引数が TRUE の場合、この関数は Excel 関数"GAMMADIST" と同等です。
分位点
A | B | |
---|---|---|
1 | データ | 説明 |
2 | 0.7 | この分布の確率 |
3 | 4 | 分布のパラメータ Alpha の値 |
4 | 2.3 | 分布のパラメータ Beta の値 |
5 | 数式 | 説明(計算結果) |
6 | =GAMMAINV(A2,A3,A4) | 上のデータに対する累積分布関数の逆関数の値 |
分布の特徴
平均 -- 分布の"中心"はどこ? (定義)
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分布の平均 は次式で与えられます。
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Excel での計算法
A | B | |
---|---|---|
1 | データ | 説明 |
2 | 4 | 分布のパラメータ Alpha の値 |
3 | 2.3 | 分布のパラメータ Beta の値 |
4 | 数式 | 説明(計算結果) |
5 | =NTGAMMAMEAN(A2,A3) | 上のデータに対する分布の平均 |
- 関連 NtRand 関数 : NTGAMMAMEAN
標準偏差 -- 分布はどのくらい広がっているか(定義)
A | B | |
---|---|---|
1 | データ | 説明 |
2 | 4 | 分布のパラメータ Alpha の値 |
3 | 2.3 | 分布のパラメータ Beta の値 |
4 | 数式 | 説明(計算結果) |
5 | =NTGAMMASTDEV(A2,A3) | 上のデータに対する分布の標準偏差 |
- 関連 NtRand 関数 : NTGAMMASTDEV
歪度 -- 分布はどちらに偏っているか(定義)
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分布の歪度 は次式で与えられます。
-
Excel での計算法
A | B | |
---|---|---|
1 | データ | 説明 |
2 | 4 | 分布のパラメータ Alpha の値 |
3 | 数式 | 説明(計算結果) |
4 | =NTGAMMASKEW(A2) | 上のデータに対する分布の歪度 |
- 関連 NtRand 関数 : NTGAMMASKEW
尖度 -- 尖っているか丸まっているか (定義)
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分布の尖度 は次式で与えられます。
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Excel での計算法
A | B | |
---|---|---|
1 | データ | 説明 |
2 | 4 | 分布 のパラメータ Alpha の値 |
3 | 数式 | 説明(計算結果) |
4 | =NTGAMMAKURT(A2) | 上のデータに対する分布の尖度 |
- 関連 NtRand 関数 : NTGAMMAKURT
乱数
- Excel での乱数生成法
A | B | |
---|---|---|
1 | データ | 説明 |
2 | 4 | 分布のパラメータ Alpha の値 |
3 | 2.3 | 分布のパラメータ Beta の値 |
4 | 数式 | 説明(計算結果) |
5 | =NTRANDGAMMA(100,A2,A3,0) | 100個のガンマ乱数を Mersenne Twister アルゴリズムで生成します。 |
メモ: この使用例の数式は、配列数式として入力する必要があります。使用例を新規ワークシートにコピーした後、A5:A104 のセル範囲 (配列数式が入力されているセルが左上になる) を選択します。F2 キーを押し、Ctrl キーと Shift キーを押しながら Enter キーを押します。この数式が配列数式として入力されていない場合、単一の値 2 のみが計算結果として返されます。
- 関連 NtRand 関数 : NTRANDGAMMA
関連 NtRand 関数
- 既に分布のパラメータをお持ちの場合
- Mersenne Twiseter 法による乱数生成 : NTRANDGAMMA
- 確率計算 : NTGAMMADIST
- 平均計算 : NTGAMMAMEAN
- 標準偏差計算 : NTGAMMASTDEV
- 歪度計算 : NTGAMMASKEW
- 尖度計算 : NTGAMMAKURT
- 上記の各モーメントを一度に計算 : NTGAMMAMOM
- 分布の平均と標準偏差をお持ちの場合
- 分布のパラメータ推定 : NTGAMMAPARAM