t 分布(t distribution)
分布の形状
基本情報
- 1つのパラメータ が必要です(正の整数)。
- 無限区間 で定義された連続分布です。
- 平均対して常に対称です。
確率
-
ここで は ガンマ関数です。
-
ここで で は 正規化された不完全ベータ関数です。
-
Excel での累積分布関数 (c.d.f.) と 確率密度関数 (p.d.f.)の求め方
A | B | |
---|---|---|
1 | データ | 説明 |
2 | 5 | 対象となる値 |
3 | 9 | 分布のパラメータ N の値 |
4 | 数式 | 説明(計算結果) |
5 | =NTTDIST(A2,A3,TRUE) | 上のデータに対する累積分布関数の値 |
6 | =NTTDIST(A2,A3,FALSE) | 上のデータに対する確率密度関数の値 |
- 関連 NtRand 関数 : NTTDIST
分布の特徴
平均 -- 分布の"中心"はどこ? (定義)
- 分布の平均 は の場合に定義され、常にです。
- Excel での計算法
A | B | |
---|---|---|
1 | データ | 説明 |
2 | 8 | 分布のパラメータ N の値 |
3 | 数式 | 説明(計算結果) |
4 | =NTTMEAN(A2) | 上のデータに対する分布の平均 |
- 関連 NtRand 関数 : NTTMEAN
標準偏差 -- 分布はどのくらい広がっているか(定義)
A | B | |
---|---|---|
1 | データ | 説明 |
2 | 8 | 分布のパラメータ N の値 |
3 | 数式 | 説明(計算結果) |
4 | =NTTSTDEV(A2) | 上のデータに対する分布の標準偏差 |
- 関連 NtRand 関数 : NTTSTDEV
歪度 -- 分布はどちらに偏っているか(定義)
- 分布の歪度は の場合に定義され、常に です。
- Excel での計算法
A | B | |
---|---|---|
1 | データ | 説明 |
2 | 8 | 分布のパラメータ N の値 |
3 | 数式 | 説明(計算結果) |
4 | =NTTSKEW(A2) | 上のデータに対する分布の歪度 |
- 関連 NtRand 関数 : NTTSKEW
尖度 -- 尖っているか丸まっているか (定義)
-
分布の尖度 はの場合に定義され、次式で与えられます。
-
Excel での計算法
A | B | |
---|---|---|
1 | データ | 説明 |
2 | 8 | 分布のパラメータ N の値 |
3 | 数式 | 説明(計算結果) |
4 | =NTTKURT(A2) | 上のデータに対 する分布の尖度 |
- 関連 NtRand 関数 : NTTKURT
乱数
- Excel での乱数生成法
A | B | |
---|---|---|
1 | データ | 説明 |
2 | 8 | 分布のパラメータ N の値 |
3 | 数式 | 説明(計算結果) |
4 | =NTRANDT(100,A2,0) | 100個の T 乱数を Mersenne Twister アルゴリズムで生成します |
メモ: この使用例の数式は、配列数式として入力する必要があります。使用例を新規ワークシートにコピーした後、A4:A103 のセル範囲 (配列数式が入力されているセルが左上になる) を選択します。F2 キーを押し、Ctrl キーと Shift キーを押しながら Enter キーを押します。この数式が配列数式として入力されていない場合、単一の値 2 のみが計算結果として返されます。
関連 NtRand 関数
- 既に分布のパラメータをお持ちの場合